新しい世界遺産「タシケントのモダニズム建築」とは
2026年7月、ウズベキスタンに新たな世界遺産「タシケントのモダニズム建築:中央アジアの近代性と伝統」が誕生しました。
ウズベキスタンの世界遺産と言えば、レギスタン等のサマルカンドの歴史的建造物が含まれる「サマルカンドー文化交差路」や、ヒヴァの「イチャンカラ」を思い出す方も多いはず。
今回登録されたのは首都タシケント初の世界遺産で、ウズベキスタンの歴史建築のイメージとは異なる近代の建築群です。
この世界遺産は日本の高度経済成長期の頃に作られた建築物がメインです。
1966年に起きた巨大地震によって壊滅したタシケントの街を復興、そして一気に近代化させる過程で作られた建物は、ソ連のモダニズム様式に中央アジアの伝統的なデザインを加えたものでした。
古民家に宿泊すると必ずといっていいほどある中庭。そして幾何学模様等が融合したタシケント独自の建築が多く生まれました。
そしてその中のひとつがタシケントメトロ。
タシケントを走る地下鉄の駅です。

タシケントメトロとは
タシケントメトロは中央アジアで最初にできた地下鉄で、各駅は駅名をテーマにしたアート空間になっています。
上の写真の駅はコスモナウトラル(宇宙飛行士)駅で、ソ連の宇宙飛行士たちのイラストが描かれていたり、天体のオブジェがあったりします。
このようなアート空間が広がっているタシケントメトロは市民の足なのはもちろん、観光客にとっても魅力的です。
タシケントを観光するときはYandexタクシーではなく、何回かはメトロに乗ってみてください!
クレジットカードのタッチ決済に利用できるので、簡単に乗れますよ!
おすすめの駅
コスモナウトラル駅

先ほど紹介したコスモナウトラル駅はタシケント駅からも近く、ホテルも多く、おしゃれなショップも多いエリアで、観光客も訪れやすい駅です。
ソ連の宇宙飛行士たちのイラストがホーム壁面に描かれていて、宇宙空間をイメージしたと思われる青系の色あいです。

駅の外には太陽系のオブジェがあります。

アリシェール ナヴォイ駅

アリシェール・ナヴォイは、15世紀に今のアフガニスタンとウズベキスタン、イランにあたる地域で活躍した政治家、詩人です。
ティムール朝の時代に使われたチャガタイ語で詩を作り、書き言葉としてのチャガタイ語を確立させたことで、ウズベキスタンでの評価が高いそうです。
彼が書いた「ハムサ」という詩の世界観を表した駅がアリシェール・ナヴォイ駅です。


パフタコール駅
パフタコール駅は、アリシェール ナヴォイ駅と同じ場所にある駅です!
心斎橋と四ツ橋みたいな関係で、同じ場所にある駅だけど路線によって駅名が違う、という感じです。
乗り換え駅で、片方の路線がアリシェール ナヴォイ駅、もう片方がパフタコール駅です。

駅のすぐ近くには地元のサッカーチーム「FCパフタコール・タシケント」のホームスタジアムの「パフタコール・マルカジイ・スタジアム」があります。

ウズベキスタンは世界第6位の綿花生産国で、世界の輸出量の約10%を生産しています。
パフタコールは「綿花の生産者」という意味で、駅のデザインも綿花が描かれています。
最後に
タシケントメトロの駅は、チョルスー、ウズベキスタン、タシケント等いくつか利用しました。
華やかなデザインも重厚なデザインもあって、駅によって様々で乗っているだけで、駅に降りてみるだけで楽しかったです。
せっかくウズベキスタンに行くなら、もちろんサマルカンドは欠かせませんが、世界遺産のタシケントメトロにも乗ってみてください!