台湾

スターフライヤーでいく女子旅in台湾④ 台中・彩虹眷村

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台湾女子旅旅行記4回目、いよいよ最後の観光です。
今回は台中で、今話題のフォトジェニックスポットを巡ります。

その他、これまでの旅程の記録はこちらからどうぞ。

・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾① 瑞芳・九份 
・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾② 北海岸
・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾③ 台北近郊・北投
・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾④ 台中・彩虹眷村  (今ココ)

各観光地への行き方などは別記事に起こしていますので、そちらをご覧くださいね。

路線バスで彩虹眷村へ

この日は朝から路線バスに乗車します。
台中の路線バスは悠遊カードを使用して乗車する場合は10km圏内が運賃無料という、とてもオトクな交通手段。どんどん使っていきましょう!

乗車した場所は、宿から比較的近くてわかりやすい目印でもあった台中州廳。
快晴の空に白が映える美しいこの建物も日本統治時代のものです。
この一角だけ切り取るとどこの国だろうと思ってしまうくらい、他とは趣が違います。

こんなレトロでカッコいい庁舎。

なのに、その目の前のバス停のデザインはこちら。

それでいいのか台中!

ギャップがすごすぎて朝から笑ってしまいました。
まぁ、京都アニメーションをふんだんに広報物へ取り入れる京都市民が言えたことではないのですが。

さて、ちょっとしたミスで30分に1本のバスを逃し、結果、1時間近くこのバス停に座っていた私。
待っている途中、地元の方に話しかけられたんですが、どうにも聞き取れない。北海岸を案内してもらった台湾人ご夫婦の話なら1日ご一緒できる程度には聞き取れたんですが、なぜかこのときは全然でした。
当時は困惑が先行していたのですが、あとになって思い返すと、あれは台湾語だったのかもしれません。台湾語は日本で一般にいう中国語(大陸における普通話)とは発音が違うのです。
実際、台中のバス車内では、中国語、英語に続いて、もう1つ中国系の言語で車内放送が行われていました。

そんなこんながありつつ、バスに乗って郊外へ。
向かった先は、最近日本でもよく紹介されている彩虹眷村です。

元々は台湾によくある他の村と同じ風景だったというここ。あることがきっかけで、この村に住むおじいさんが自宅を塗り始め、それがいつしか村全体にまで及んだのだそう。結果、まるっと村ひとつぶん鮮やかに彩られたという場所です。バスの停留所からは少し歩くのですが、遠目にもアレだ!とすぐわかります。

今ではインスタ映えするフォトジェニックスポットとして有名になり、多くの観光客が押し寄せています。
この日も午前中ですでにバス4台。小さな村なだけに人で溢れかえっていました。

そんな村の中はどこを歩いてもカラフル。道も壁も瓦も、もちろんお土産も。
中でもオススメがこの広場で食べられるこちら。

虹色のアイスバーです!
スイカとマンゴーと…といった具合でそれぞれ味が違うものが重なっています。
味も濃くなく、さっぱりとしているので食べ進めやすい。快晴で、この旅で1番暑くなったこの日には最高の食べ物でした。

ちなみに、この広場にはこんな看板が。

マンゴー落下注意とはさすが南国ですね!
マンゴー好きな私にとっては、羨ましくもあり。美味しいマンゴーならばむしろ落ちてきてほしいくらいでした。

台中のハンドメイドマーケット

再び、台中市の中心部に戻ってきました。
続いて向かうのはハンドメイドマーケットです。

近年、台北も台中も、古い建物を改装してハンドメイド作品を売ったりアート作品を集めたりする場所が増えているそうです。今回訪れたマーケットもそういった店が、定期的に屋外で行っているイベントのひとつ。運良く日曜日に台中市にいたので、せっかくだからと行ってみました。

今回の会場は台中駅の南側。文化部文化資産園区という場所です。
もとは酒造場だったものを展示施設に改装して利用しているそうです。

近くの台中市第三市場に立ち寄りつつ、園内に入ると早速テントの列が。

この写真の場所だけでなく、いくつかの区画に分かれてテントがありました。
残念ながらこの日並んでいるものは思っていた以上に日本でもありそうなものばかり。もちろん物価の違いで多少は安くはなるのでしょうが、台湾だから!といったものは見つかりませんでした。地味にショック……。

ハンドメイドマーケット自体はそんな感じだったのですが、それよりも面白かったのは園内の他の場所で行われていた展示会。台湾の複数の芸術系大学が共同で行っている巡回展で、学生たちがそれぞれの作品を販売したり展示したりしていました。
こちらはさすが芸大の学生というか、台湾の伝統柄などを取り入れたものなど興味深いものがたくさん並んでいました。自作ゲームを筐体付きで持ってきているゼミもあったりして、行ってよかった展示会です。

展示会を見た後は、園内をぐるりと散策。
レトロな建物やかわいらしいオブジェを撮って回りました。

台中で女子旅といえば宮原眼科

いろいろと巡って、この時点で13:30くらい。完全に昼食を逃しています。
どうしようかと考えて、素直に台中でのメインその2である宮原眼科に行くことにしました。

宮原眼科、という名前ですが病院に行くわけではありません。行くのは洋菓子屋です。
ここもまた日本統治時代の建物を改装して使っており、その当時に眼科であったことからその名前を現在も使っているのだそう。
といっても、雰囲気はだいぶ変わっているようです。

目を引く建物ですよね。でも、ここが有名なのは内観です。
吹き抜けを大きく取った室内には天井まで届くような本棚のオブジェ。さらにそこで売られているお菓子のパッケージは本の箱やCDケースをイメージしたものと、独特の世界観があります。

さらに2階、3階のレストランとなると、また雰囲気が違うんです。
こちらになると高級感も漂いだします。

実際、レストランの利用は下限額が設定されています(一人380元、日本円で約1370円)
日本円換算だとそんなに、と思いますが、現地で水1本が10元、コンビニのサンドイッチ30元なのを考えれば、いいお店に入る場所です。ここの利用者になると服装もラフさが抜けます。

では、お待ちかねのスイーツを!
1階ではテイクアウトもできるんですが、レストランには限定パフェがあります。
コーヒー味のワッフルコーンに入ったアイスに5種類のトッピング。
日本の濃厚アイスと違う、ジェラートとシャーベットの中間のようなさっぱり系アイスです。

また、このトッピングは10種類近くの中から好きなものを選んで乗せることができます。
今回はその中からバタフライ型バタークッキー、パイナップルケーキ、チーズケーキ、オレンジのフルーツヌガー、クランベリーを選んでみました。

バタークッキーは見栄えもするし、さくさく食感でパイと同じような感覚で食べることができてお気に入り。
逆にフルーツヌガーは次は選ばないかな……。アイスで冷やされて、食べづらさが増して飲み込むのもしんどくなってしまいました。常温で食べるには美味しいでしょうに、もったいないことをしました。

あともう一つ後悔したのは一緒に頼んだドリンクをアイスにしたこと。
写真を見ておわかりの通り、このパフェ大きいんですよね。
食べ進めているうちに寒くなり、途中、この旅で唯一ストールを羽織ることに。
ホットにすればよかったなぁ、と後になって思いました。東方美人茶はホットでもアイスでも美味しいので。

いろいろ書きはしましたが、全体的には大満足の宮原眼科。
レストランでは普通に中華料理をいただくこともできるので、次は一人ではなく、複数人で来ていろいろな料理もシェアしてたくなりました。

ちなみに、宮原眼科の徒歩圏内には系列の別店舗があります。
そちらはこんな雰囲気。こちらにも外観からこだわりが見えました。
この店舗は宮原眼科と違い全然並んでいませんでした。ファンタジーのような独特の空間も含めて楽しみたいなら、もちろん宮原眼科ですが、デザートを味わいたいだけならこの店舗もおすすめです。

柳川周辺で夕涼み

宮原眼科でスイーツを食べ、お土産も買い、外に出たのは15時。
日中で最も暑い時間です。
まだ暑さに慣れていないせいか、どこか観光しに行く気にもなれずにフラフラと柳川公園にやってきました。

暑い時間帯でも、川沿いの風は涼しくて気持ちがいいです。
川の眼の前にある病院の方でしょうか、車椅子と付き添いといった方々も複数いらっしゃって、地元の人も散策でよく訪れるのが見て取れます。中には歌の練習をされている方も。
そんな風景を見ていると夏の鴨川で涼むのと同じような気分になって、随分長いこと、ここで夕涼みをしていました。
この風景や宮原眼科にいると、あまり日本と違いがなくて、台湾に来ているのを忘れてしまいます。

ただひとつ違うのが、

魚が、多すぎる……ッッ!

この一角だけじゃないんですよ?
いたるところでこうして集まっている様子を見れるんです。
しかも、1匹1匹がそれなりの大きさなわけで。
人影が見えると寄って来るので、日本でいう鯉みたいなものなのでしょうが、誰か網でも投げたら簡単に捕まえられそうな感じです。
以前タイで見たナマズの群れ並に「おぉぅ……」となった光景でした。

夕食を探して一中商圏

さて、もう夕暮れも迫る時間だということ、重い腰を上げて夕食探しに出かけます。
台湾4日目、明日は帰国ということもあって現地では最後の夕食です。

せっかくなら夜市にと思っていました。
台中で一番大きい逢甲夜市とも考えましたが、暑さとわざわざバスで移動する面倒くささが勝って断念。
柳川公園から徒歩圏内の一中商圏に向かいます。

道中、市立公園の脇を通りました。夕方になったからか徐々に往来を出歩く方も増え始めます。

一中商圏は大学や高校などがあるエリアの夜市です。
ということもあって、若い人向けの店が多くありました。
中国系らしい雰囲気の場所もあれば、写真のようなオシャレな通りも。

服や雑貨の店も多く、同年代の私は見ているのが楽しい場所でした。
食事は地元のものだけでなく日式、韓式の文字も多く見えて、それらはうまく避けねばなりません。あえて頼んでみて、台湾風日本料理を食べるのもひとつではありましたが。

そんなこんなで目についたのがこの半月焼(45元)です。
豚肉と葱の炒めものと、目玉焼きが挟んであります。胡椒がしっかりきいているピリッとしたお味。
ただ、それを挟んでいるものをなんと言えばいいのか。パンのようなお揚げのような不思議な食感です。表面はさくさく、中はもちっとしています。
食べ始める最初はこれだけでは足りないかなぁ、と思っていたんですが、このもちもち感が思った以上にお腹に溜まって、結局コレひとつで夕食は足りました。

夕食後はのんびりとお宿へ。
4泊5日の旅の途中から外国に来ているとは思えないくらい現地の空気に馴染んだ気になっていて、「今夜でもう帰るのか」という思いもなく。次来るときにはどこ行こうかな、といった軽い気持ちで散策していました。

出国、ひさしぶりの関空国際線ターミナルへ

翌日。
当初想定していた以上にさっぱりとした気持ちで台中を離れ、桃園へ。

保安検査場を抜けたらスグに銀行で台湾ドルを両替します。
余り過ぎたからと免税エリアで買い物しないのが、格安旅するには大事なポイント。
誘惑を断つには最低限のお金だけを手持ちに残し、すべて両替です。実際、小銭だけで飲み物とお菓子を買うくらいの余裕はありましたしね。

帰りは関空に向けてエアアジアを利用します。
ゲート前には自転車王国台湾らしい装飾がありました。次は高雄でレンタサイクルもいいですね~。

そうして、19:40頃、無事帰国したのでした。
関空の国際線を使うのは随分と久しぶり。なんせ、前回の利用予定時は台風による水没があったので。
今回使ったときには連絡橋も完全復活し、元通りになった空港を利用することができました。


これにてバックパッカー女子による台湾旅行記は終わりです。
いかがだったでしょうか、みなさまの参考になる部分が多少でもあったでしょうか。

書いている本人は非常に満足した楽しい旅行でした。

行けば行くほど次に行きたいところが見つかる素敵な国、台湾。
これを読んでくださっているあなたも、ぜひ訪れてみてくださいね。

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