令和初の旅行は、なんとモニターツアーで台湾へ!
バックパッカー女子のリアルな台湾旅行の記録第2回目は、台湾の北海岸線を巡ります。日本での観光雑誌ではほとんど見かけないエリアですが、それがもったいないくらいに見どころ盛りだくさんでお届けです!
・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾① 瑞芳・九份
・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾② 北海岸 (今ココ)
・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾③ 台北近郊・北投
・ スターフライヤーでいく女子旅in台湾④ 台中・彩虹眷村
各観光地への行き方などは別記事に起こしていますので、そちらをご覧くださいね。
雨上がりの九份で朝の散歩
朝起きると九份は雨がやんでいました。
8:00に提供開始の朝食を食べたら、人が少ないうちにもう一度街の散策へ出かけます。
坂を登り始めてすぐ出会ったのがこの子。
確か昨日の夜にもここにいたはずなので、この辺の家か店に住んでいるのでしょう。
顔を上げてくれないかなぁとしばらく粘っていましたが、この後は草を掘り返すことに夢中でそのチャンスは訪れませんでした……。
素直にバス停には行かず、少し道を逸れます。
立ち寄ったのは昨日も来た「金山岩」のお宮です。
この頃には雲が晴れてきて、昨日は全く見えなかった山が姿を見せてくれました!
この後行く展望台にも期待が膨らみます。
ゆったりと1時間くらい散策して、九份の上に位置するバス停まで上がってきました。
飲み物を買って、ちょっと一息入れます。
この風景はその休憩した場所からのもの。昨夜とは打って変わって遠くの海まできれいに見えるようになりました。
雰囲気のいいこの一角、実はファミリーマートのイートインスペースです。
コンビニからとは思えない広がりのある風景。
九份出発前に、ご当地コンビニの贅沢さを垣間見ることができました。
金瓜石、そして絶景・報時山へ
九份からバスで15分。着いたのは鉱山の町・金瓜石です。
以前は豊かな金脈を掘っていたこの町には現在も黄金博物館があります。
博物館の中には日本統治時代の建物も多く残り、台湾にあって日本の田舎を感じるエリアです。
博物館の中には太子賓館というものも。
昭和天皇が皇太子時代にこの町を訪問する、という話が出たときに作られたのだそうです。
実際は使用されることなく、建物や回遊式庭園とともに現在も残されています。
ぐるっと博物館を巡ったら、その奥へと進みます。
金瓜石に来た目的は奥にあるのです。
途中、校外学習と思しき学生の団体を追い越しました。
普段の違う授業にテンションが上り引率者に注意されるのは台湾でも変わらないようです。
そうこうしていると見えてきたのが、大きな関羽像。このお堂が目的地の目印です。
山の中にあるとは思えない大きく立派なお堂です。
この関羽像は東アジア最大の銅像製関羽像なんだとか。鉱山の華やかなりし頃を今に残す場所でした。
さて、ここはまだチェックポイント。目的地ではありません。
お堂を越え、その駐車場を越え。
そして見つけたのが目的地へ続く看板です。それに従い山道に入ると、
見えました!求めていたこの風景!
生憎の曇り空で、写真がうまく撮れず水平線と空の境が白くわからないのですが、実際は青い海が広がっていました!
海に向かって伸びる道がいい感じです。
少し視線をずらすと、台湾の山々と北海岸線が広がります。
ここでは他にも2組の観光客が。
1組はご夫婦らしき人たちで、写真撮影をしていると「あなたはどこからなの?」と気さくな雰囲気で話しかけてこられました。中国語で「日本からだよ」と答えると、日本人だとは思っていなかったようで随分驚かれました。
その後も簡単な中国語でやり取りをしていると、
「これから一緒に北の海岸線を観光しない?」
まさかのご提案。
「是非に」と喜んでお受けしました。
台灣の北海岸をドライブ
ステキな出会いに感謝しながら、まず連れてきていただいたのが黄金瀑布。
海岸線に出るまでの道中にある観光スポットです。
旅行前の下調べから思っていましたが、台湾はこういう滝が多いみたいです。
続いては鼻頭角へ。北海岸の中では東側に位置する岬です。
駐車場に車をおいて、そこからは約3.5kmの軽いハイキングを愉しみます。
海の真正面にあるこちらは小学校。
快晴ならきっと絶景が眺められるはず。贅沢な立地ですね!
それを過ぎると、しばらくこういった道が続きます。
青い海を見られるので、写真撮影しているカップルも多かったですよ。
ここまでは、海岸線ならそれなりにありそうな道ですが、鼻頭角の特徴はここから。
1つ目の展望台を越えると見えてくるのが、この風景。
万里の長城のようにグネグネとした山に伸びる長い道。
海にせり出す起伏に富んだこの風景が、鼻頭角らしさなんです。
上り下りが多い分、視点の変化も多いのでどの角度からが一番いいだろうと写真を撮るのも楽しい場所でした。
昼食は萬里で海鮮を
続いて、昼食を求めて移動します。今度は基隆も越えて、ずーっと西へ。
着いたのは「萬里」というエリア。
ここの正面に広がる湾のことを翡翠湾と呼び、ここは台湾で2番めに美しい海なんだと教えてもらいました。
プライベートビーチを持っているであろう良さげなリゾートホテルも多数建ってました。
さらにこの辺りは温泉地でもあります。
温泉と美しい海、白い浜。
関西でいうと和歌山・白浜のエリアに感覚は近いのかもしれません。
さて、お待ちかねの昼食は珍如意海鮮餐庁というお店で。
リゾートにあるレストランなので、規模は大きくありませんが、清潔感のあるお店です。スタッフの皆さんも笑顔がステキで親切で、海外慣れしていない人でも入りやすいお店だと思います。
入り口に大きないけすがあり、ここの魚や蟹を調理してくれます。
ただ、料理写真はあまり撮らない台湾人ご夫婦の手前、料理写真は撮れていません……。
(気になる方はgoogle mapに投稿されている他の方の写真を参考にしてみてください)
でも、本当に美味しかったんです。近くにあればリピートすること間違い無し。
プリプリのイカや、貝の中華炒め。
お刺身だって食べられますよ!日本よりも厚みのある刺し身は食べごたえ抜群です。
美味しい料理だけでなく、ここにはもうひとつ魅力が。
オーシャンフロントのレストランなんです!
基隆の街や、その奥には先程行った鼻頭角まで見えます。
この頃には快晴で、翡翠湾の美しさを大いに堪能できました。
台湾最北端 富貴角へ
昼食後はさらに西へ。向かうは台湾最北端「富貴角」です。
ここは1kmほどの散策コース。平坦な道をゆっくりと歩けます。
コメントがなくとも伝わる、美しい景色。
前日の大雨を考えると、まさかここまで晴れるとは思っていませんでした。
青さが際立つ天気になり私が終始「すごい」「きれい」を繰り返していたので、一緒に散策していたご夫妻も笑っておられました。
翡翠湾ともまた色の違う海を眺めつつ、散策コースの終点・灯台まで。
ここまで来ると遮るものがなくなるので風が強くなります。
パノラマ撮影しかしなかったので画像が小さくなってしまったんですが、うまく見えるでしょうか……。どうか伝われ、この美しさ!
夕暮れといえば、淡水
報時山で出会った台湾人ご夫婦。
ここまで半日以上ご一緒させてもらっているんですが、この日最後の観光として淡水まで案内してくださいました。
というのも、会話の中で淡水に行った経験もなく今回行く予定がないことをお話したんですね。すると「淡水はぜひ行って!本当にきれいだから!ここまでなら、もうついでだから寄るわ!」と……。
ご夫婦も私もこの日は台北宿泊というのもあったんでしょうが、それでも感謝で頭が上がりませんでした。
ということで連れてきていただいたのが、ここ淡水。
日本でも有名な観光地ですね。台北からもMRTに乗れば30分ほどで来られる河口の街です。
ここのイチオシはなんと言ってもこの夕焼け。
海に続く淡水河にちょうど夕日が落ちるため、水面がきれいに黄金に染まるんです。
それが見える川岸を地元では「金色水岸」と呼んでいるみたいです。
川沿いには椅子も多く、この写真は座った状態からの風景です。
この時間になるとさすがの台湾でも暑さが和らいで、外に長居しても気持ちよく過ごせるようになります。夕日が落ちるまでじっくり1時間座っていてもまったく苦にならない、心地の良い時間でした。
淡水を後にして、台北に着いたのは結局19時過ぎ。
ほぼ丸1日、ご夫婦の旅行にご一緒させていただきました。
いずれも車のない一人旅ではなかなか行けない場所ばかりでした。
あちらが英語がほとんどわからないということもあって、やりとりはほとんど中国語。
私の拙い中国語も聞き取ろうとしてくださって、ありがたさと申し訳無さと悔しさと。
旅ならではの出会いに、感謝しきりの1日となりました。
3日目は台北近郊の温泉地・北投を巡ります。
【 スターフライヤーでいく女子旅in台湾③ 台北近郊・北投 】