先日あげたホタルの記事を書きながら「あそこもホタルいそうなんだけどな」と考えた場所がありました。
それは京都五山のひとつ、南禅寺。
気になった結果、これは自分の目で確かめたいと、さっそく出かけてきました!
先日の記事はこちらから
京都市内でホタル鑑賞。ふわり舞う、初夏の風物詩を楽しんできた。
なぜ南禅寺にいそうだと思ったのか
そもそも、なぜ南禅寺にホタルがいそうだと思ったのか。
理由その1
「ホタル観賞スポットである哲学の道や白川と同じ、琵琶湖疏水の流れに沿う場所だから」
理由その2
「以前、サワガニが生息しているのを確認していたから」
2016年の話になりますが、以前、南禅寺の紅葉を見に行った際にサワガニを見つけたことがあります。天授庵の前を流れる水路でのことです。下の写真はそのとき見つけたもの。
サワガニもホタル同様に清流に生きる生き物です。なので、このサワガニがいるならもしかして…と思ったわけです。
いざ、夜の南禅寺へ
訪れたのは20:30を過ぎてから。
南禅寺は広大な境内の一部が周辺の生活道路も兼ねているため、夜も一部エリアを除いて立ち入り自由です。普段は中門付近でタクシーの運転手が休憩している姿も見られます。
とはいえ、この日は新型コロナウイルスによる非常事態宣言が解除されて、まだ1週間ほど。
通常時の夜よりも更にひっそりとした中での訪問となりました。
さて、ホタルは、というと……。
いました!
複数のほたるがふわりふわりと舞っています。
しばらく見ていましたが天授庵の前を流れる水路に多くいるようです。
前述のサワガニを見つけたのと同じ水路ですね。歩道よりも一段下がった水路だけでなく、天授庵のもみじで羽を休めるものも複数いました。
中には水路を離れて三門まで飛んでいくものも。
そのおかげで下のような風景を見ることができましたよ!
南禅寺の境内は三脚・一脚の使用が禁止なので、石畳にカメラ直置きでがんばってみました。
私の愛機、RX100M6はスマホでの撮影操作ができるため手ブレの不安もなし。お手軽に長時間露光できました。
このあとは水路に沿って、さらに境内の奥も見てきました。
水路沿いは奥でもホタルがいましたが、さすがにそこから逸れた水路閣付近では見当たらず。
水路閣とホタルという風景も見てみたかったのですが……残念。
それでも、予想通りホタルを見れただけでも大満足!
京都らしい情緒ある風景を拝むこともできました。
この時期、京都にいるからこその特権ですね。また来年も見に来ようと思います。
【 参考 】
ホタル観察時の京都市の気候条件(気象庁より)
2020年5月30日 21時時点
気温 22.4℃ /湿度 52%/風速 北東1.9m/s
月齢 8.4 薄曇りで月明かりはうっすら