いよいよ秋本番の京都。中でも嵐山は人気が高いエリアのひとつですが、今秋、その嵐山に新スポットができているのをご存知ですか?
今回できた新スポットは観光地の中心、嵐電嵐山駅の屋上。嵐山、さらには比叡山・京都タワーまで見渡せる絶好の展望スポットです。秋の爽やかな風を感じながら、風景を楽しめるこの場所は、密を避けるスポットとしてもおすすめ。
この秋、紅葉狩りに出かけた際、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
どんなところ?
今回公開されているのは京福電鉄(通称 嵐電)の嵐山駅にある、はんなりほっこりスクエアの屋上です。ここはもともと「ファーストキャビン」というホテルが入っていたフロア。普段は一般開放されていないのですが、今回、2020年夏に続いて2度目の公開となりました。
公開期間は11月7日(土)から12月6日(日)の30日間。紅葉の美しい風景を屋上から楽しもう!というイベントです。
屋上への入り口は、駅ビルの西側(道路側)にあります。
検温・アルコール消毒を済ませたあと駅の1階から入場し、まずはエレベーターで3階へ。
3階ではコーヒーや紅茶、地元のお菓子屋さんの洋菓子など屋上でのお供になる軽食を購入したり、2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に縁のある亀岡市の特別ブースを見たりすることができます。
屋上は休憩スペースになっており、風景を見ながら3階で購入した軽食を楽しめます。
参考:
期間限定!!嵐山駅の屋上エリア開放と「亀岡市特設ブース」開設!! | 嵐山駅 はんなり・ほっこりスクエア
嵐山から、遠くは京都タワーまで一望できる
では、写真を見ながら実際の風景のご紹介です。
階段を上がって左手、フロアの西側はカウンター席。
こちら側からは、いわゆる「観光地 嵐山」を見ることができ、法輪寺の多宝塔〜渡月橋〜天龍寺〜小倉山と、有名スポットを一望できます。
境内のイチョウがひときわ目を引く法輪寺、その下に渡月橋が見えています。
視線をずーっと右にずらしていくと、こちらは世界遺産・天龍寺の境内。こちら側も大きなイチョウが目印です。
そのイチョウの奥、こんもりとした山が小倉山で、ここで藤原定家が「小倉百人一首」を選んだとされています。
続いて、東側にも目を向けてみましょう。
テーブル席がある東側からは世界遺産の比叡山、南東方向には遠く京都タワーも見れますよ。
もしかすると、11/18〜30日の日の入り後なら、清水寺から伸びる一筋の光も見ることができるかもしれません。(私の訪問時はまだ清水寺の夜間拝観期間外だったため確認できず)見えたらラッキーですね。
また、こちら側で忘れてはならないのが真下にある嵐電の駅!
普段は入れない場所なだけに、嵐山駅を眺められる貴重なスポット。鉄道好きな人には特におすすめです。
中でも筆者おすすめは夕方。
夕日に照らされた比叡山と嵐電の組み合わせはノスタルジックな雰囲気を漂わせています。
気をつけなければいけないのは、屋上の公開は17時までだということ。
日に日に日の入り時刻が早くはなってきていますが、日の入り時刻と公開終了時刻に余裕はあまりありません。また、嵐山周辺は京都駅よりも体感が寒くなりがちなエリアです。夕暮れの冷え込みとあわせて、お時間にはお気をつけて。
アクセス
京都駅からJR嵯峨野山陰線に乗車し各駅で17分、JR嵯峨嵐山駅にて下車後徒歩約10分
もしくは京都駅から市バスに乗車、四条大宮にて嵐電嵐山線へ乗り換え