あじさいの名所として名高い、宇治の三室戸寺。
今年もその美しさを求めて宇治観光へ出かけてきました。
あじさい見物をしたあとは有名なお茶屋さんでパフェも堪能。
目でも舌でも楽しめる、あじさいコースをご紹介します。
あじさい園が有名「三室戸寺」
三室戸寺ってどんなところ?
三室戸寺は京都府宇治市に位置する、本山修験宗のお寺です。
光仁天皇が御室を移し観音さまを祀り「御室戸寺」としたのが起こりと伝わります。
現在は5,000坪の大庭園に、春はツツジ、初夏はあじさいが彩りを添える名所として親しまれています。
境内には愛嬌たっぷりの宇賀神さまの像があり、多くの人が写真を撮っていました。
宇賀神とは財運・金運の蛇神。三室戸は宇治民話に蛇と関係ある話が残る場所でもあり、巳年生まれの方のパワースポットでもあるんですよ。
また、その向かいにある手水舎では、今年(2020年)JR東海とのコラボで花手水が行われ華やかな雰囲気に。
生けられる花は時期ごとに変わるとのことで、6月中旬以降はあじさいに変わっています。
あじさい園には 50種 20000株が咲き誇る
そして、いよいよ今回のメイン、あじさい園へ。
三室戸寺のあじさい園にはガクアジサイから西洋園芸種など50種が植えられ、その株の総数はなんと20,000株!
木々の間に所狭しと咲き誇るさまは圧巻です!
あじさい園の開放は例年6月~7月の第一週くらいの、約1ヶ月。
三室戸寺の公式サイトでは現在の庭園の状況が見られるので、行くときの参考にしてみて下さい。
花の最盛期には夜間ライトアップも行われています。(私は残念ながら、まだ行けず……)
そして、見逃せないのがハートのあじさい!
「見つけると幸せがやってくる」と言われています。
しかし、見つけられるかは運次第。探すあまり、三角形の花を見つけたら全部ハートに見えちゃう……なんてことも。残念ながら私は2020年は見つけられず。かわりに2018年に三室戸で撮った写真に癒やされることにします。
アクセス
最寄り駅は京阪三室戸駅。
駅からは1.2km、徒歩で約20分の距離です。
三室戸寺にも駐車場はありますが、あじさいの時期は駐車待ちの列ができることもあるので要注意。
また、山門が閉まる時間と駐車場が閉められる時間が同じなので、閉門ギリギリまで境内を散策することができなくなります。
参考:京都・宇治 西国第十番札所 三室戸寺
三室戸の前後には「あじさいパフェ」
例年、あじさいが美しい時期は蒸し暑い時期でもあります。
そのため、私が三室戸寺に行くときにはいつもセットでパフェを楽しむことにしているんです。
特にお気に入りなのが、伊藤久右衛門さんのあじさいパフェ!
伊藤久右衛門といえば、宇治のお茶屋さんとして有名なお店です。
その茶房で食べられるあじさいパフェは初夏の限定メニュー。
濃厚なお茶ゼリーが重なるパフェの上に、練りきりで作られたあじさいが乗っています。紫色のゼリーも涼やかで、見た目も楽しめる一品です。
私の場合、パフェだけだと甘すぎ、冷たすぎと感じるので、いつも「紫陽花茶会~わらび餅と飲み物付~」というメニューを頼んでいます。おうすを頼んで甘さの緩和、わらび餅で舌休めをすることで、最後まで美味しく味わえるんです。
このパフェは最近では三室戸であじさい見物する前後での定番メニューとなっており、毎年この時期の茶房は行列ができる人気っぷり。2020年もコロナ禍の影響があり例年に比べればぐっと短かったのですが、それでも順番待ちが必要でした。そのため、確実にゆったり食べたい場合は伊藤久右衛門さんのオープンと同時に入ることをおすすめします。
まとめ
京都の初夏を彩るあじさいの花。
その美しさを目でも舌でも楽しんで、落ち込みがちの梅雨の気分を一層してみてはいかがでしょうか。
普段は嫌な雨の日の観光でも、あじさいの時期ならば一転、それが魅力となる季節。
雫をのせた花々がきっと癒やしを運んでくれますよ。