岩手

コンテストグランプリ受賞!ベアレンのビール工場見学に行ってきた!

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岩手県盛岡市にあるクラフトビールメーカー「ベアレン醸造所」の工場と直営レストランに行ってきました。
ベアレン醸造所では100年以上前にドイツで製造された機械を使い続けており、今も昔ながらのヨーロッパの製法でビールを作り続けています。その味は外国人記者クラブ主催の「世界に伝えたいクラフトビール」で2度のグランプリを受賞するほどの実力派です。

工場見学

工場見学の流れ(申し込み~見学)

①事前にホームページから申し込み
②メールで返事が来て、予約確定
③当日ツアー開始時刻までに受付
④ガイド付きで工場見学
⑤ビールの試飲付きの場合はビールを飲む

工場見学の内容

所要時間はだいたい20分くらいで、その後試飲タイムという流れです。
まず初めにベアレン醸造所の歴史やモルトの説明があります。ビールごとに異なるモルトを使用するのですが、その実物を見ることができます。
その後モルトの保管庫を見学します。

ここでビール製造の主な流れを簡単に説明します。
①モルトを作る→②モルトを砕く→③仕込み→④濾過→⑤冷却→⑥発酵
ざっくりこのような過程で作られます。
ここでは、①と②の工程についてです。

僕自身、そんなに多くはないですが数か所のビール工場を見学しに行って、保管されているモルトをこんな近い距離で見たのは初めてでした。世界初のピルスナービール「ピルスナーウルケル」が作られたチェコのものなど、ヨーロッパ産が多いそうです。
そして、このモルトを粉砕するためのミルがこちらです。

こちらは100年ほど前にドイツで作られた蒸気駆動のモルトミルです。それを今はモーター駆動に作り替えて使っているそうです。当時の機械なので、最新のものと比べると動作音も振動も大きくて、建物中に振動が伝わるほどとのこと。

モルトを砕くときには、でんぷんは細かく砕いて甘みを出し、砕くと渋みのもとになるタンニンが出る殻は軽く砕く程度に調整するそうです。

③仕込み、④濾過の工程です。
こちらが仕込み釜で、この釜もミルと同時期にドイツで作られたものです。
この釜で仕込みをして、濾過をした後、出来上がった麦汁を冷やし発酵させるのですが、その冷却の工程に驚きがありました。

⑤冷却です。
冷却は今は冷却機を使って冷やすのですが、ベアレンでは昔ながらの方法で行っています。
浅い銅製の平たい器に濾過した麦汁を流し込み、自然冷却させています。この方法は約10時間程度かかり、空気と触れる状態で放置することになるので、汚染されるリスクが高まります。使用前の清掃にかなり気を使っているそうで、管理はとても大変そうですが、空気と触れることでその後の発酵がしやすくなるメリットがあるそうです。

その後、⑥の発酵に移ります。
見学もこの流れに沿って行われるのでわかりやすいです。
ツアー終了後に気になることがあれば質問できますし、丁寧に答えていただけました。

工場見学の参加チケットです。チケットの種類がファースト・ビジネス・エコノミーの3つにわかれていて、航空券デザインになっています。
工場併設の直売所では、ベアレンのグラスやビール、ホップ入り南部せんべいなど、たくさんのオリジナル商品が販売されているので見てみてください!

見学日時・料金

【日時】
2023年3月現在では、日曜日の11:00~と15:00~です。
開催していない週もあるようなので、ホームページで確認してください。

【料金】
ファーストクラス(30分ビール飲み放題):1,000円
ビジネスクラス(ビール1杯付):500円
エコノミークラス(見学のみ、ビールなし):100円

アクセス

【自動車】国道4号線沿いから入れます。
盛岡駅から約10分。
【電車】盛岡駅から徒歩30分、上盛岡駅から約8分。
【タクシー】盛岡駅から約1,000円。

直営レストラン(菜園マイクロブルワリー)

菜園マイクロブルワリーは盛岡市街にあるベアレンのブルワリー併設レストランで、ここでしか飲めないビールがあるレストランです。ほかの直営レストラン同様、クラシックやヴァイツェン等ベアレンの主力商品はここでも飲めますよ!

他ではなかなか飲むことができない、ベアレンならではのおすすめがライ麦ビールとシュバルツ。
ライ麦ビールはとろみが出てまろやかで甘みが強いビールです。苦みがほとんどないので、普段ビールがあんまり得意じゃない方にもおすすめです。
シュバルツも苦みは少なめ。モルツの香ばしさと甘さが感じられ、すっきりした後味の黒ビールです。もともと東ドイツでよく飲まれていたスタイルだそうです。

直営レストランではベアレンの様々な生ビールやシードルを味わえるので、盛岡でちょっと飲みに行きたい時におすすめです。

ベアレンビールを味わえるモデルプラン

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