北海道の離島、あるいは「花の浮島」として有名な礼文島。日本最北の街、礼文島からさらにフェリーで訪れることもあり、どのくらいの観光できるかイマイチわからない方も多いのでは?
この記事では、私が実際に礼文島を24時間観光したときの記録をご紹介します。写真撮影あり、美食あり、トレッキングもあり。離島を短い時間でぎゅぎゅっと満喫したい方におすすめです。
24時間観光の旅程と条件
この旅では、初日に礼文島へ渡ります。16:50に礼文島到着した後は宿へ直行です。
翌日はまるっと1日観光し、17:15発の最終フェリーで稚内へ引き返します。
また、宿泊先は礼文島の北部にしました。
基本的には観光をしながら徐々に南下し、香深港へ戻っていきます。
移動は礼文島内で借りたレンタカー。
どれだけポイントを絞って観光できるかがカギになります。
では早速、流れを追って旅行の様子を見ていきましょう。
1日目 稚内から礼文島へ
初日は稚内から礼文島へ移動します。
ハートランドフェリーの礼文島行き最終は14:55稚内発、16:50香深着。2時間40分の船旅です。
船内は広く、寝転べるスペースも多いので、多くの人が足を伸ばしてくつろいでいました。
16:50、定刻通り香深港に入港です。南には対岸の利尻島ものぞめます。
香深港でレンタカーの手続きをしたあとは、一路、宿へ。
この日の宿は島の北部にありました。18時の夕食に間に合うよう急ぎます。
夕食後は美しい夕日を見ることができました。
私が訪れた7月は19:00頃に日の入りでしたが、その後21時くらいまで薄暮の時間が続きました。
星空観察もほどほどに、翌日に向けて早めに休みます。
2日目 いざ観光へ!タイムリミットは 16:45!!
トレッキング観光がメインの礼文島。
徒歩で島内縦断する人、8:45の稚内行き始発フェリーに乗る人と理由は様々ですが、基本的には朝早くに宿を出発する方が多い傾向にあるようです。
今回泊まった宿でもその傾向に違わず、7:30には宿を出発できるよう朝食時間が設定されていました。
7:40 浜中でアザラシ観察
礼文島北部、船泊地区の中に「浜中」というエリアがあります。 そこには数十頭、多いときには100を超えるアザラシを観察できる場所があるんです!
本来アザラシ観察というと冬がメイン。しかし、ここ礼文島では夏でも湾の浅瀬に多くのアザラシが集まります。地元の方に話を伺うと「シャチから襲われないよう浅瀬に逃げている」とのこと。
実際行ってみると、浅瀬の広いエリアにアザラシがゴロゴロとくつろいでいました。
なお、アザラシの表情まで観たい方は望遠のきくカメラか双眼鏡などをご持参ください。肉眼での観察はなかなか難しいものがあります。スマホのカメラでも同様に、ぼやけてよくわからないと思います。
【 滞在時間 10分 】
8:00 最北限の地、スコトン岬へ
ここを避けては礼文島観光は語れない、礼文島の最北限スコトン岬!
ここからは対岸のトド島、晴天時にはロシア領サハリンまでを見渡すことができます。 そう考えるとヨーロッパって近いんですね。
ちなみに「日本最北」ではないのは、ちょっとだけ宗谷岬のほうが北にあるからです。
【 滞在時間 20分 】
8:30 スコトン岬をのぞむ絶景、ゴロタ岬
アクセスなど、詳しくはこちらをごらんください。
【 滞在時間 1時間15分 】
10:00 澄海岬を見た後はトド肉にチャレンジ
礼文島でも特に多くの人が訪れる澄海岬。
その名の通り、海の澄んだきれいなブルーを見ることができます。
また、ここにはお土産屋もあり、本州ではまず見ないであろう、トド肉を食べられます。
購入したらお店の人に「ぬいぐるみとメニュー表をセットにして写真取れるわよ~」と教えてもらいました。
写真撮影もしたところで、さてさて試食を…。
……思っていたよりも臭みがないです。
味付けは醤油と生姜のタレ。しっかりした赤肉です。鯨肉のカツが好きな人は、これもお好きだと思います。
【 滞在時間 分 】
11:15 香深港で名物ウニ丼を食べよう!
礼文島は海の幸が豊富な場所ですが、その中でも特に注目はウニ!
礼文島では高級ウニであるバフンウニを比較的手頃に食べることができるんです。
例にもれず私達も昼食にウニ丼をいただきました。
このとき食べたのは香深港近くのお店。濃厚で甘みの広がる味に大満足でした。
【 滞在時間 40分 】